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君に恋した冬

第2章 受験に向けて





腕を引かれてやや小走りに歩いていると
前方から大智の友達が歩いてきた



「おーす…って、え!?白川さん!?」


「おう」


大智は短く返事をする


「ちょ、大智どーゆーこと!?
白川さんと仲良かったっけ?」



友達はびっくりしすぎて
目をパチパチさせている



ほら…みんなびっくりしてる
だって私、大智くんと学校で
話したことないもん…



「由梨は幼なじみ」



その言葉で友達はもう何も聞かず
ただ腕を引かれて走る由梨と大智を
静かに見届けた



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