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君に恋した冬

第16章 衝突







ちらほらと雪が辺りを舞う



去年と同じ、ホワイトクリスマス






その空をぼーっと見上げて




やっぱり冬は嫌い



いつも失恋する季節だから





由梨は静かに泣きながら


ボソッと誰にも聞こえないように




『アキラ…』




そう呟いた




腕には静かに、アキラがくれたブレスレットが光っていた












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