テキストサイズ

君に恋した冬

第2章 受験に向けて





不思議と涙は出なかった



嫌いだって言われた

イライラするって…


そうだよね。私暗いもん

大智くんみたいに
いつも本音で

誰とでも分け隔てなくなんか
喋れないもん


もう完全に失恋だよね、これ。
 



暗い体育館倉庫を出ると
急にぶわっと風が吹き

由梨は身震いする



ストーリーメニュー

TOPTOPへ