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君に恋した冬

第1章 受験シーズン





「またマスクしてんの?」



『えっ…!?』



ぼーっとしていて
急に話しかけられて思わず
素っ頓狂な声が出てしまった。


「風邪ひいてる訳じゃないんだろ?
はずせばいいのに。
顔、見えないじゃん」



『み…見せるほどのものでもないかな
って思って…』


思わず口から出任せを言う。




どうしてそんな事言うの?

大智くんは狡いよ。

平気な顔で、みんなにも
同じ様な事を言って…




そんな調子の大智だから
案の定ライバルは多かった。




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