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君に恋した冬

第3章 さよなら






ひらひらと空を舞う白い光


人々は誰もが喜ぶであろう
ホワイトクリスマス

先ほどまでとは違う

わあっ…

という歓喜の声があちこちから聞こえる



だが、由梨にはどうでも良いことだった



今頃大智くんたちは、
この雪を寄り添いながら見ているのかな…



もう考えたくない


そう思い、駆け出した瞬間




ドンッ




誰かにぶつかり勢い良く
尻餅をついてしまった




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