テキストサイズ

さよならから始まる恋物語【Love story】~雪の女王~

第3章 SideⅢ(沙絢)~Merry go round~

 沙絢はできるだけ光樹に当たらないようにしたけれど、やはりそれは難しい。ともすれば彼の身体と接触しそうになるので、緊張して愉しむどころではなかった。なので、今度は光樹に何を話しかけられても、沙絢の方が上の空で応えられなかった。
 園内をミニSLで巡った後はジェットコースターを提案したが、これには光樹は真顔で首を振った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ