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さよならから始まる恋物語【Love story】~雪の女王~

第5章 SideⅤ(光樹)~誤解~

 ならば、たとえ若くても、沙絢が結婚するについての問題は何らないように思えた。互いに〝家族〟に渇望し、孤独を背負って生きている。あんな可愛くて優しい子と一緒に毎日暮らせて、いつも彼女の笑顔を見つめていられたらと思わずにはいられなかった。

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