さよならから始まる恋物語【Love story】~雪の女王~
第1章 SideⅠ(光樹(みつき))~あたし、明日、死ぬんだ~
「ふざけてんじゃねぇっ」
いきなり右頬に強烈な衝撃を喰らい、光樹は後方へ倒れ込んだ。後ろにいた仲閒たちが歓声を上げて、脇に避難する。ここはN駅近くのカラオケボックスの一室である。
「俺たちゃア、何もお遊びでやってんじゃねんだよ。いつサツの手が回るか一か罰かの瀬戸際で生命張ってやってるんだから、ふざけてねえで、とっとと手前の仕事をしろ」
光樹はユラリと立ち上がった。ふらつく身体を意思の力で支えて踏ん張る。
いきなり右頬に強烈な衝撃を喰らい、光樹は後方へ倒れ込んだ。後ろにいた仲閒たちが歓声を上げて、脇に避難する。ここはN駅近くのカラオケボックスの一室である。
「俺たちゃア、何もお遊びでやってんじゃねんだよ。いつサツの手が回るか一か罰かの瀬戸際で生命張ってやってるんだから、ふざけてねえで、とっとと手前の仕事をしろ」
光樹はユラリと立ち上がった。ふらつく身体を意思の力で支えて踏ん張る。