
好きだよ。
第3章 決意
『無理。俺、今忙しいから。』
ズキ
忙しくなんかないじゃん…。女の子逹と話してるじゃん…。
「お願い!…すぐ終わるから」
お願い……。
『チッ だりーな。悪ぃ、ちょっと待っといて?^^』
と言って、大輔くんは椅子から立ち上がった。
ズキ
そっか。彼女の私には舌打ちで、取り巻きの女の子逹には微笑むんだね。
しかも、待っててって……
時間も時間だし、この子逹と一緒に帰るってこと…だよね?
私って大輔くんの何…?
私は…彼女だと思ってた。
もしかして、私の勘違いだったの?付き合えたなんて、勝手な私の勘違いだったの…?
私は歩きながらこんなことばかり考えていた。
