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別れようか…

第4章 笑顔

リン!


鈴が高い音色とともに…彼の握った拳の中に消える…



「……じゃあ…」







『じゃぁ…』








彼は……真っ直ぐ私を見て―――――――――…






笑った……








ああ…これが…最後の笑顔…




そう思うと――――…



未練なんてないはずなのに…




胸が苦しくなる――――…



都合のいい……感情だ…






でも……




苦しくなるのは……



止められない…



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