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紫響繚乱

第154章 星に・・・・・・




今日は朝から

親戚のおっちゃんのお葬式。

おっちゃんって言っても、おじいちゃんだけど。


めちゃくちゃオシャレなおっちゃんで。

ハットはいつも特注。

ネクタイも紫響といつも一緒に買いに行ったり、紫響の好みのネクタイをつける、おっちゃん。

だからね、棺の中でも格好良くハットかぶってて。

最後に紫響がプレゼントしたネクタイを絞めてるように重ねて置いてあって。

めちゃくちゃオシャレなまま、おっちゃんらしく星になりました★

すっごく大好きなおっちゃんで
毎日毎日、会話して、ハイタッチしてた。


きっと、今頃得意げにネクタイ見せびらかせながらお酒呑んでるんだろうなー。


吐血を繰り返してたおっちゃんだったから、これで楽になれたのかなって。


生前


お前は星が好きじゃけん、ワシが死んだら星なって見とっちゃるよ


そう言ってくれたおっちゃん。


今日、雲だらけで雨が降ったのに

今、星がポツリポツリ。


おっちゃんがアピールしてるのかな♪




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