紫響繚乱
第217章 エイプリルフール
4月1日。
嘘のように、この世から彼が消えました。
享年、15歳。
死因は事故死。
些細な事で喧嘩して、その場を走り去る際
「嫌い!」
とだけ言葉を投げてしまったのが、最期の言葉となってしまいました。
そんな私を追い掛けて走って来てた時、横断歩道を渡ってる彼にトラックが突っ込み、
そのまま救急車へ。
私に連絡が来た時には、もうダメかもしれないって時で。
親に連れて行って貰って、着いた瞬間、彼は息を引き取りました。
当時、私は14歳。
まだまだ心も知能も全然未熟で。
幸せなんて事は当たり前で、欲深くて。
常に彼が居る事なんて空気と同じように当たり前の事だと思い込んでたんだけれど
スッと消えてしまって。
自責の念に囚われ、堕ち、迷走し、這い上がる事さえしない時期がありました。
まぁ、そんなダークな事を語る気はさらさらないので、ここはさらっと流すけどww
暗い事や辛い事を言いたいわけじゃないので♪ニシシ