紫響繚乱
第581章 媚薬
快楽ってさ
エクスタシーだったりオーガズムだったり。
ただ挿入されるだけ
とか
指だったり舌だったりで責められてもさ
そこに、感情がなけりゃ本当の快楽って得られないと紫響は思うんだよね
というか、紫響はそう。
やっぱさ、心と身体ってイコールだよね。
だからさ、テクを凄く自信持ってるヤツと例えばエッチしたとしても
感じるフリは何ぼでも出来るけど
快楽には絶対繋がらない。
だって、そこには心がイコールではないからね。
完全に
心≠身体
状態。
紫響もだし、きっと女性は殆どそうだと思うけど
どんなテクより何より
好き
って言葉だったり
愛してる
って言葉が何よりの“媚薬”な気がするんだよね。