ねぇ、俺らにどうされたい?
第24章 OS×幼馴染み♪
「おーまたせ。」
能天気な笑顔で、帰ってきたから、
きっと、またフッて来たんだろう。
「…ほのか?」
「…なんで、フるの?」
「…彼女いるし。」
「私より、可愛い子じゃん。
付き合ったら、すぐに好きになっちゃうよ。」
机に伏せてる私の、
その真横に来て、
「…別れたいの?」
聞いたこともない声で、
呟いた。
「私はっ、、!
私は、、、」
「好き。」
こういう時に、さりげなく笑って、
さりげなく、呟くんだから、
ズルい。
「初めて、聞いた。」
「だって、初めて言ったもん。」
「ホント、、、
本当に、、、、好き。」
ふわっ、って、甘い香りがして、
はっ、と目を開けると、
信じられないくらい、すぐ近くに
智の顔があって、
これが、キスか、と。
改めて、このタイミングで、
ちゃんと、分かった。