ねぇ、俺らにどうされたい?
第25章 NK×おたおめれーしょん!
二宮先生の家は、
私の家の隣のアパートで、
ゴミ出しの時にあったのが、きっかけ。
最初は、友達みたいな感じで、
夕飯を作りに行くような、そんな雰囲気だった。
でも、あるとき、
「惚れた。」
そう、言われた。
私が好きになる前から、二宮先生は好きで、
それがすごい嬉しかった。
ガチャ。
モノトーンかつ、家具が最低限しかない部屋は、
二宮先生の匂いで、いっぱいで。
ウキウキしながら、
買い物袋から、ケーキの材料を出す。
『チョコケーキね?』
授業中にメールが来たのを思い出して、
「っ、ふふっ。」
二ヤける。
泡立てる機械で、
チョコクリームをかき混ぜながら、
時計を見ると、
まだ5時で、
先生が帰ってくるのは7時位だから
まだ、長い。