ねぇ、俺らにどうされたい?
第29章 OS×兄妹♪
「ねぇー、」
「んー、」
「そんなに眠い?」
「こんなに眠い。」
机を挟んで、正面に智にぃ。
閉じてる目は、開く気配がなくて、
私が話し掛けてないと、すぐ寝ちゃいそうな位、
眠そう。
「もう、勉強教えてくれるって言ったのに。」
ぷうっ、ってわざとらしく頬を膨らませて、
ちょっと、睨む。
「…ん?なに、拗ねてるの?」
「いーよ、もう独りでやる。」
目を見つめて、そう呟いて、
部屋を、出ていこうとする。
「んぁ、わーかった。やる、やるよ。勉強。だから、ここに居ろ。」
「いぇーいっ!」
私の作戦勝ちですな。(笑)