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ねぇ、俺らにどうされたい?

第30章 SS×キンダンのコイ


ピンポーン。


単調なチャイムも、今はじれったい。


少しでも早く、彼に会いたくて。


早く彼の顔を見て、安心したい。


ガチャ、

開いたドアから、顔を覗かせた翔は、

少し目を大きくさせて、

「ん、あぁ、来てないよ。」


耳に当ててたスマホはそのままに、

私に、部屋に入るよう、手招きをした。


「どうしたの?」

ソファーに座った彼の、ちょっと隙間を空けた、その隣に、

私は座った。

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