ねぇ、俺らにどうされたい?
第30章 SS×キンダンのコイ
「じゃ、先シャワー浴びてくるよ。」
そう言って、翔が出てった
翔の部屋。
ソファーの上で、ぼーっとしてた私は、
これから起きることが、分かってるはずなのに、
慌てなきゃいけないのに、
ホントは抱いてほしいって、思ってる。
当たり前か。
ーーー私は、翔が好きなんだから。
彼氏も、浮気したから、私も。
とか、そういう感じの思いじゃなくて、
翔は、私は彼女。
って、勘違いしちゃいそうな、
そんな想い。
友達の彼氏が翔で、
私の彼氏の友達が翔で。
運命って言えば、運命。
だけど…
翔が好きだった私にとっては、
悲惨な運命。
それなら、どうせ悲惨なら、
ちょっとでも、自分に有利にしたいから。
私は、立って、
翔がまだ入ってる、そのシャワールームに、
ガチャ、ーーーーーーー
入った。