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ねぇ、俺らにどうされたい?

第6章 SS×兄弟

「あ、お弁当。」

翔に渡さなきゃ。

2年教室行きたくない、、、。

なんて思ってたら、

「失礼します。」

って、翔!?

「春ねぇ、弁当。」

「あ、はい。…よく3年んとこ来れたねぇ。」

「別に平気だし。ねぇ、一緒に食おーよ」

「別に、いいよ。」

お、ちょっと待て。

これじゃあ、どんどん皆に疑われるぞ…。

「あ、やっぱごめん。」

「なんで?他に誰かと?」

「ううん、違うけど…。」

「なに?ここで言えないの?じゃあ…」

ガシッと私の腕を取って、

どこかへ向かった。


…………。

「屋上?」

「ここなら誰もいないよ。で、なんで?」

「…翔との関係が張れるかも知れないから。」

小さい声でそう言ったら、

「ぷっ、(笑)」

笑われた。

「なによ、人が真剣に悩んでるのに、、」

「あ、わりぃわりぃ(笑)でも、そんなこと気にしなくていいよ。」

「なんで?」

「もし張れたら開きなおればいいし!」

「そんなこと言って…」

「例え兄弟でも、好きなんだからしょうがないじゃん。ね?」

「…分かった。もう気にしないよ。」

「じゃ飯!…の前に…



先に春ねぇ喰べていい?」








END♪

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