ねぇ、俺らにどうされたい?
第8章 OS×高校生
ガバッ
無言で布団をめくって、私の隣に寝る。
「…怒ってる?」
「何に?ゆいが、サッカー出たこと?
それとも、倒れたとき他の男子にお姫様抱っこされたこと?」
わぁ、こんなにしゃべるってことは、怒ってる証拠だ。
なのに君は、笑顔で寝返りを打って、私の方に顔を寄せる。
コツンって額を合わせて、
「…俺もお姫様抱っこしたい。」
って、
なんでそんなに可愛いのですか?!?
嫌でも口角上がっちゃうんですけど!
「…重いからダメだよ。」
一瞬、しょぼんってして、
「俺には触らしてくれないの?
あー、ゆいは俺のこと好きじゃないんだ。」
ふんっ、って寝返りを打った。
背中合わせは、寂しいから、決心して、
「…好きだよ。」
と、小さい声で言った。
「んふふ(笑)可愛ぃ。」
甘い台詞を吐いたあと、ペロッて私の唇を舐めて
それが、更に甘いキスに変わる。
「…心臓痛い…」
ドキドキし過ぎて。
「ふふっ、じゃあもっと、ドキドキさせてあげよう。」
結局、熱は下がりませんでした。
FIN♪