残業・メモ子
第22章 営業部×警備
喫煙スペースの様子が少し見える位地に身を隠し…
男同士の情事をメモする私…
この二人は…一部の女子がヒソヒソと噂していたのを小耳に挟み…一応マークしていた…
男同士の恋愛…に…若干偏見があったのだが
実際目の当たりにすると……
他のメモ対象者と変わらぬ愛の表現に…「…ありかも」と思った…
床に突っ伏して…抱き合う二人の様子は…私の位地からは見えず…
二人が…何やら愛を囁いていたが…聞こえなかった
警備の渡辺さんが、仕事に戻る前に…
私は身を低くして…その場を抜け出した…