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残業・メモ子

第39章 謎明

「でも…俺は…意外に…ビックリしなかったと言うか…

黒沢さんかなぁ〜って…思ってたんだよね」



え?

大島の言葉に…少し…唖然としてしまった…



『え……いつから?』


「ん〜…非常階段で出会ってから?」


大島は、ニヒヒっと笑って見せた。


『え!?う…そ…』



私は、大島と出会った非常階段での会話を思い出す…



あ…色々…聞いたな…



「あんまり、目立たない人なのに…藤原の事聞いてきたり…“グラマラスは好きですか?”とか…

唐突過ぎて…違和感と言うか…気になったと言うか…」



―――ブッ!!!


隣で聞いていた藤原が、口に手を当てて笑い出した!!!


「おい、おい!!!
プロポーションの事、大島に聞いたのかよ〜!
真に受けすぎだっつーの!」



藤原は、ケラケラと笑いながら私を見る!!!



『////だ…騙したの?』


「あ〜…藤原の…入れ知恵か…」




私は、藤原のいい加減な情報に躍らされた事に腹が立った!!!



「メモ子さんって…可愛いところ…沢山あるんだね///」



「お待たせしました!
芽衣子さんは!!!可愛い所だらけです!!!」



顔から火が出そうなお世辞を…大島と石割に言われ…

私は…タオルを頭から被る…



それを見て、藤原は…また…


ケラケラ笑う……



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