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残業・メモ子

第45章 困笑


『ちょっと……なんで、石割さんに、意地悪するんですか?
酷くないですか?』



私は、タバコに火を点けた藤原を…呆れ顔で見る…




「―――…どっちが…酷いんだよ…」



え……?



『どう言う…意味ですか?』


私は…揺れるタバコの煙の様に…気持ちが揺れた…



「…石割の気持ち…知ってんだろ?

俺には…芽依子が…期待させるような事してるだけの気がしてならない……」



藤原の……まっすくな…


―――――――視線…







ドッ……キ…





『………』




気持ちは…知ってる―――


しかし…やんわりではあるが…気持ちは受け取れないと……伝えている…




?あれ…なんだか…うやむやになってたかも…



石割の…無償の優しさに甘えて…


ここに来てしまう……










私は……石割の…恋心に…




甘えて……いる……?



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