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残業・メモ子

第55章 送信

部屋に入り………



抱いていたスープポットを…テーブルに置き…







鞄も隣に置いた……






ガタン……





しかし、バランスを崩した鞄が……


テーブルの下に落ち…





軽く中身が…はみ出た…







表紙がしわくちゃな……メモ帳と…



スマホ……







『……………』








私は、スマホを手に取り…



画面を……見つめる……

と…視界に、スープポットが入ってきた…







慌てて……


メールを作成し……






藤原に送った――――――…





自分から…藤原にメールしたのは初めてだった……





《スープポット、ありがとう》





たったこれだけのメール……






送信して……




画面を見つめる――――…




















返信は……来ない―――…







私は……スマホをに握りしめたまま…







朝を迎えた――――――…





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