残業・メモ子
第60章 仕事
大島と…会議の壁によりかかりながら…
福島課長と小野寺さんの会話を話した…
「…つーか…藤原と…
エロいの聞いてたの…?
大丈夫だっ……た?」
大島が…心配そうな顔で…私の顔を覗き込む…
『は?…別に…いつもと変わりなかった…と…思いますよ?…
別々に座って…聞いてましたから…藤原さんの様子は…解りません』
「…―――――ふ〜ん…
アイツ……」
大島は…渇いた返事をした…
「…まだ…企画段階だったから…芽依子に言おうか迷ってたんだよ…」
母の会社はコラボで、顧客確保や知名度の復活を狙い…
当社は、クリーンなイメージと、新たな分野への足掛かりを作る……
そんな…感じだった……
しかし…母の知名度アップには…私が関わっていきそうなのは……
大島も…藤原も…知らなかった事らしい……