無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

健太と雄太は、どちらも
(どうしたら追い詰められるような、確実な証拠を形にすることができるだろうか。)
と思い悩んでいた。
果物ナイフを販売している店の店長さんに証言してもらおうか。
指紋などを証拠とした方が良いだろうか。
色々な考えがからみあい、上手く整理がつかない。
こんなとき、誰かからの決定打が欲しいものだ。
だが、やはり口頭でいっても否定される可能性がある。
そうしたらどうするかという点については、何か形になる証拠が必要だ。
だが、雄太はあることを思い付いた。
「健太、今証拠のことを考えてるよな？」
「うん、よく分かったな…」
「それならさ、俺らは思い悩むことないと思うんだ。」