近くて甘い
第14章 お願いの仕方 ~光瑠~
素直に返事をする隼人をみて、光瑠は思わずふっと笑った。
「あと…朝、昼、晩、真希に電話をするよう言うから、そのときにお前も出ろ」
「え?」
「それで…近況を報告してくれ」
きょとんとする隼人に光瑠は続ける。
8歳児にスパイ紛いなことをさせようとしている光瑠だが、本人は大真面目だ。
「あぁ…あと…この事を俺が頼んだと真希には言うな…」
「どうして?」
無垢な瞳を向けられ少しドキリと胸が鳴る。
少々後ろめたさを感じるのはその瞳が真希に似ているというのもあるだろう…
「どうしてって…。
どうしてもだ。これは男の約束で絶対女に言ってはいけない決まりがある。」
何を言ってるんだ俺は───
訳の分からぬ自身の言葉に光瑠は心で突っ込んだ。
「あと…朝、昼、晩、真希に電話をするよう言うから、そのときにお前も出ろ」
「え?」
「それで…近況を報告してくれ」
きょとんとする隼人に光瑠は続ける。
8歳児にスパイ紛いなことをさせようとしている光瑠だが、本人は大真面目だ。
「あぁ…あと…この事を俺が頼んだと真希には言うな…」
「どうして?」
無垢な瞳を向けられ少しドキリと胸が鳴る。
少々後ろめたさを感じるのはその瞳が真希に似ているというのもあるだろう…
「どうしてって…。
どうしてもだ。これは男の約束で絶対女に言ってはいけない決まりがある。」
何を言ってるんだ俺は───
訳の分からぬ自身の言葉に光瑠は心で突っ込んだ。