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近くて甘い

第2章 JK復活!

「えぇ、痒くないけど…」



真希はそう言いながら、小さな鏡を取り出して首筋を見た。



「うそ…」



小さく真希が呟いたのを聞いて愛花は首を捻る。



真希は顔を紅くするとパタンと鏡を閉じた。



「あのときだっ…!」


「真希様……?」


「ほんっっとうにあり得ないっっ!!」



真希は愛花の言葉を無視してそう叫ぶと、その痕が見えないように開けていたYシャツのボタンを上まで急いで閉めた。



「だ、大丈夫ですか?」



心配になって声を変えると、真希はひきつった笑顔を愛花に返した。

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