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近くて甘い

第17章 社長夫人は高校生っ!


チリン…


お客さんが来るたびに扉についているベルが鳴る。


やはり、梨子がお願いしてきただけあって、本当にお客さんがたくさんで大盛況だ。


看板メニューである大きなソーセージのいい香りが店に充満してきて、何だか幸せな気持ちになる。


このあと、光瑠さんにまた電話をするという一大ミッションが残っている訳だけれど、




そんな事忘れてしまうほど、とても楽しく私は仕事をしていた。


片手で汗を拭いながら、お客さんの食べ終わったお皿を下げる。


愛花ちゃんはさすがメイドさん、とても慣れた手つきで私の何倍もの早さで仕事をこなしている。


ちょっと疲れたけどそんなこと言ってられないなっ!!!


自分自信を奮い立たせていると、厨房から、吉岡くんが走っていた。

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