近くて甘い
第17章 社長夫人は高校生っ!
「真希さん、怪我は…?」
「っ…あっ…だいっじょうぶですっ…」
良かった───
そう要さんが呟いた途端。
「真希さまっ!」
「まっきー!」
愛花ちゃんと亮くんが飛んで来て私の周りを囲った。
「ごめんね、ちょっと絡まれちゃってっ…」
「いや、こっちこそ、気付かなくてごめんっまじでっ…」
「私っ…真希さまに何かあったらっ…」
涙をポロっと流した愛花ちゃんは私の片手を両手で掴んだ。
「まぁとにかく無事で良かったよ…」
困った様子の亮くんは私と愛花ちゃん両方の背中を優しくさすってくれた。
「お前かっ!吉岡はっ!」
「いてっ!」
えっ!
バッと亮くんの腕を掴んだ光瑠さんは、またきつい顔をして亮くんを睨み付けた。
「気安く触るなっ!こいつは俺のものだっ!」
「いっ痛いっ!」
うそっ!光瑠さん、勘違いしてるっ!
「光瑠さんっ!彼は吉岡くんじゃ───」
「真希っ!」
「藤木っ!」
っ………!!!!
たっ、タイミングの悪いよぉぉ!!!
「っ…あっ…だいっじょうぶですっ…」
良かった───
そう要さんが呟いた途端。
「真希さまっ!」
「まっきー!」
愛花ちゃんと亮くんが飛んで来て私の周りを囲った。
「ごめんね、ちょっと絡まれちゃってっ…」
「いや、こっちこそ、気付かなくてごめんっまじでっ…」
「私っ…真希さまに何かあったらっ…」
涙をポロっと流した愛花ちゃんは私の片手を両手で掴んだ。
「まぁとにかく無事で良かったよ…」
困った様子の亮くんは私と愛花ちゃん両方の背中を優しくさすってくれた。
「お前かっ!吉岡はっ!」
「いてっ!」
えっ!
バッと亮くんの腕を掴んだ光瑠さんは、またきつい顔をして亮くんを睨み付けた。
「気安く触るなっ!こいつは俺のものだっ!」
「いっ痛いっ!」
うそっ!光瑠さん、勘違いしてるっ!
「光瑠さんっ!彼は吉岡くんじゃ───」
「真希っ!」
「藤木っ!」
っ………!!!!
たっ、タイミングの悪いよぉぉ!!!