近くて甘い
第20章 万能の王子
「あのっ…えっと…」
困っている私の前に、要さんは優しく微笑んで、箱から一粒のチョコを掴んで私の口に近付けた。
「真希さん?僕のことをお忘れじゃないですか?」
口の中に入れられた甘い甘いチョコレートと、聞こえてくる甘い甘い声、そして甘い甘いその容姿…
「目の前に英語が得意で…そして、真希さんの事を助けたくて仕方がない人間がいるじゃないですか…」
「えっ…!?」
びっくりして思わずチョコレートを飲み込んでしまった私は、目を見開いて、要さんを見つめた。
「僕が教えますよ…」
「っ……」
確かに、要さんは光瑠さんとは逆で言語の神だ…。
特に英語は海外に住んでいた経験があるからペラペラだしっ…
「僕じゃ嫌ですか?」
そう言って、要さんは私の手を握りながら、少し切なそうな眼差しで見つめて来た。
困っている私の前に、要さんは優しく微笑んで、箱から一粒のチョコを掴んで私の口に近付けた。
「真希さん?僕のことをお忘れじゃないですか?」
口の中に入れられた甘い甘いチョコレートと、聞こえてくる甘い甘い声、そして甘い甘いその容姿…
「目の前に英語が得意で…そして、真希さんの事を助けたくて仕方がない人間がいるじゃないですか…」
「えっ…!?」
びっくりして思わずチョコレートを飲み込んでしまった私は、目を見開いて、要さんを見つめた。
「僕が教えますよ…」
「っ……」
確かに、要さんは光瑠さんとは逆で言語の神だ…。
特に英語は海外に住んでいた経験があるからペラペラだしっ…
「僕じゃ嫌ですか?」
そう言って、要さんは私の手を握りながら、少し切なそうな眼差しで見つめて来た。