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近くて甘い

第3章 淡い恋

浩平はびっくりしながらも、有り難くそれを受け取った。


そして帰り際、それを返した時に見せた真希の笑顔に胸が高鳴った。



『どういたしまして。
どっちも…受かってるといいね。』



そう言って真希は去っていった。



そして見事合格した浩平は入学式に真希を探した。



黒くて長い髪。
印象的なあの笑顔。



すぐに見つけることができたし、彼女が藤木真希という名だというのもすぐに分かった。



が、クラスが違って中々話し掛ける事が出来なかった。


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