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近くて甘い

第1章 学校に行かせてっ!

抱き締められるのは嬉しいけど…
そろそろ離してくれないと遅刻しちゃう…


そんな事を思った矢先だった。




「なんだとっ!?!?!?」



「きゃぁっ!!」




ぐったりとしていた光瑠さんは勢いよく顔を上げ、わっと目を見開いて叫んだ。


「びっ…びっくりするじゃないですかっ!?って、わぁあっ!」



突然クルリと身体を回転させられて、至近距離で力強く見つめられ、私は身体が固まった。


な、な、な、何なの、一体っ…!?



「今日から…っ…今日から学校なのかっ…!」



「えっ…?あ、はい…って、昨日言いましたよね?というかずっと前から言ってましたよね…?」

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