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近くて甘い

第4章 ファミレスと意地悪王子

「あれは、光瑠さんが無茶な事言ってるだけだから…、ていうか、全部光瑠さんの言う通りにしてたら息が詰まって死んじゃうよ!」



そこまで言っても愛花ちゃんはまだ不安そうだ。


確かに、愛花ちゃんにとっては光瑠さんはご主人様だから命令は絶対だなんて思っているのかも知れない…。



「愛花ちゃん、そんなに気にしなくて大丈夫だよ。
せっかく高校生になれたんだし、この時間を楽しもうよ。ね?」


「……は……い……」



愛花ちゃんの力ない返事を聞くと、私は愛花ちゃんの手をひいて、前を歩く三人についていった。



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