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近くて甘い

第39章 言葉と想いと…


「はぁっ…真希…っ」



やはり言葉が月並みになる…


それでも…




「愛してるっ…」




伝えたい…


伝えずにはいられない───





「はぁぁっ、もうっ…だめっ…」


「っ…一緒にイくかっ」




一緒に…


ずっと────





光瑠が顔を上げると、乾き切っていない髪から雫が飛び散った。




速まる動きに淫靡に音が鳴る。



久しぶりのその交わりは、


身体の快楽を越える。





部屋には


どちらかの“ 愛してる ”が夜が明けるまで響いていた──


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