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近くて甘い

第4章 ファミレスと意地悪王子

「ちょー怪しいんだけど!!」



叫ぶ梨子の隣で愛花が苦笑いしたのを亮は見逃さなかった。



「愛花ちゃん何か知ってんじゃないの~?」



ニヤリとしながら尋ねてきた亮に愛花がうっと固まる。



「しっ、知りません!」



ちょっとだけ涙目になってしまった愛花をみて今度は亮がうっと固まってしきりに謝っていた。



「はぁ…」



浩平はため息をつきながらドリンクバーにいる真希を見た。



彼氏がいないなら、何がいるんだ…



モヤモヤとしたまま浩平はコクッと水を飲んでいた。

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