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この前、近くて遠くて、人を拾いました!?

第2章 支度 (この前、人を拾いました)

「みいちゃぁぁぁん!!!!」



ヤバいっと思った時はもう後ろから掴まれてた。



背中を入り口に向けてしゃがんだのがいけなかった…



これは明らかに私のミスである。



「だめっ!絶対だめっ!もう本当に時間ないんだから!!」



そう伝えてもきっと無駄なことは彼の息の荒さから分かった。



「ハハハハハハっ!こんなに背中を開けたままで本当は誘ってたんだろうっ!」



誘ってねぇーっよ!!!!って心底叫びたい気分だったが



「ちょっとっ…あぁっ!」



ギュって抱き締められたまま背中を這ったレイの舌の動きに身体がビクンッと動いてしまった。

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