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この前、近くて遠くて、人を拾いました!?

第2章 支度 (この前、人を拾いました)

「もうっ、分かった!パーティー終わったら子どもたち迎えに行く前に…しよ。」



私の言葉にレイはびっくりするほどパァッと顔を明るくした。



単純。
本当単純。
この人、バカじゃないけどバカだわ。



「じゃあさっさとパーティーにいこうっ!山際っ!出発してくれ!」



レイは運転手さんにそう言って車に乗り込んだ。



「むっ、迎えがあるんだから、1回だけだよ!」


「3回」


「1回」


「3回」


「1回っっ!」


「7回」



うごっっまた増えたぁぁっ!



「よぉし!7回に決定だな!ハハハハハハっ!」


「はぁ!?ちょっと!!」


さっきから思ってたけどなんでちょっと黙ったらその何回ヤることになるわけ?


え、なになに、競りなの?


てかほんとこの人っ!



「ティーンエイジャーかっ!」


「ハハハハハハっ!かよちゃんは愚かだなっ!僕は今年で30だっっ」








………ジーザスッ


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