この前、近くて遠くて、人を拾いました!?
第4章 主催者
照れる光瑠がかわいくて仕方がない──
総一にとって、7つも下の光瑠はずっと幼い弟のような存在…
昔からワガママで生意気な光瑠をいじるのが楽しくて仕方がなかった。
「今にも彼女を押し倒しそうなお前にハラハラしたよ…。まぁでも、我慢出来たのはやはり光瑠も大人になったと…そういうことかな?」
「っ…もう何も言うなっ!」
「───本当、お前はいつまでたってもかわいいな…。からかわずには、いられない…」
「っ…黙れと言ってるだろうがっ!」
ハハハっと笑って肩を軽く叩く総一のこと光瑠はムッとしながら眺める。
今やどちらもその家の当主であり、大企業のトップに立っている。
なのに、やはりどうしても、7つの差は埋まらない…。
一体いつになったら総一と対等になるのか…
余裕な総一に、何も言い返すことが出来ず、光瑠は歯を食い縛って悔しそうな表情を見せていた。
「とにかく俺たちは先に帰るっ…行くぞ真希っ…!!」
「あ、はいっ…、あの…また…。お先に失礼しますっ…」
ちょこまかしながら、真希は総一、要、酒田、若村に頭を下げると、光瑠に連れられてカオスなパーティー会場を後にした。
総一にとって、7つも下の光瑠はずっと幼い弟のような存在…
昔からワガママで生意気な光瑠をいじるのが楽しくて仕方がなかった。
「今にも彼女を押し倒しそうなお前にハラハラしたよ…。まぁでも、我慢出来たのはやはり光瑠も大人になったと…そういうことかな?」
「っ…もう何も言うなっ!」
「───本当、お前はいつまでたってもかわいいな…。からかわずには、いられない…」
「っ…黙れと言ってるだろうがっ!」
ハハハっと笑って肩を軽く叩く総一のこと光瑠はムッとしながら眺める。
今やどちらもその家の当主であり、大企業のトップに立っている。
なのに、やはりどうしても、7つの差は埋まらない…。
一体いつになったら総一と対等になるのか…
余裕な総一に、何も言い返すことが出来ず、光瑠は歯を食い縛って悔しそうな表情を見せていた。
「とにかく俺たちは先に帰るっ…行くぞ真希っ…!!」
「あ、はいっ…、あの…また…。お先に失礼しますっ…」
ちょこまかしながら、真希は総一、要、酒田、若村に頭を下げると、光瑠に連れられてカオスなパーティー会場を後にした。