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紅姫と黒猫の夜

第4章 接吻

「ほら、早く行きましょう?」

そういって立ち上がり、ジュダルに手を伸ばす。

「?どこに…」

「決まってるでしょ?ジュダルちゃんの部屋よ?熱があるならちゃんと寝てなくちゃ。」

紅玉は当たり前のように言う。

(嘘だろ……この状況で俺の部屋とか、無理………)

慌てて引き止めようとするが、さっさとジュダルの手を引いて行ってしまう。

(まじ…クソババァ!!)

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