テキストサイズ

危険な病院

第4章 お風呂で…

榊原さんの手がどんどん下へ下がっていく…。


「榊原さ…「隼人」


え…?


「…隼人って呼べよ…。
…桜。」


名前を呼ばれて思わずドキッてしちゃった…。


なんでこんなに胸が


ドキドキいってるの?


「…さきに足。」


太ももからふくらはぎ、足の指の間まで丁寧に洗われる。


なんか、変な感じ…。


榊原さ…隼人さんの手…優しい。


「…足開いて。」


「へ?」


足を開く?


「なんでですか?」


「洗えないから。」


「!?!!??///」


私はすぐに足を閉じようとした。


でも…


「桜…開いて。」


そんな甘い声出されたら…。


でも!


「嫌ですー!」


ここは自分で洗うもん!


「…じゃあ教えてやんないけど。」


「え…。


何をでしたっけ?」


「…はぁ。」


すると、隼人さんは私の耳元で


「処女の卒業の仕方。」


と言った。


「卒業なんてできるんですか!?」


私はちょっと嬉しくなった。


だって、なんか処女?だといろんな人に馬鹿にされそうだけど、卒業するといいことありそうだもん!!


「今、卒業する?」


「なんか痛いとか苦いとか辛いとかありますか?」


「…痛い。」


痛いかぁ…


でも、今やったほうがいいに決まってるんだ!


きっと!


「じゃあよろしくお願いします!」


そして、私はこの選択を後悔した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ