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誘惑~甘美な秘蜜~

第2章 202号室

「えっーと…利用時間はどのくらいになさいますか?」


まだ流れを把握できていないのか、必死に思い出しながら、確認をするリカコと名乗る女性を見て、タカシは思わず笑いだした。

「あはははっ。面白いね。君みたいな娘は初めてだ。時間は120分で…いや、180分取るよ。大丈夫だよね?」

なぜ笑われたのかわからないでいると、


「電話で確認しなくていいの?」


タカシは続けた。

また慌てて、時間を確認してからリカコはどこかへ電話をかけ始めた。


「あっ、おつかれさまです、リカコです。お客様、お時間180分でお願いします。……はい、そうです。はい、わかりました。……はい、では、お願いしまーす。」

電話を終えたリカコは、カラフルなソファーに腰掛けるタカシの横に座り、タカシに詰め寄った。


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