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histoire d'amour eternel

第1章 6月3日

「あ、健吾起きた?」

俺の声が聴こえたのか、キッチンから君がひょこっと顔を覗かせる。


「あぁ。今起きたよ。」


なんて。


本当はもっと前だけどね。


「ご飯準備出来てるよ!顔洗って来て?」


と微笑む君の顔を朝日が後光のように射し


まるでその姿は聖母マリア様だ。



優しく綺麗な微笑み


俺だけに向けられた君の微笑み


俺の一生の宝物。




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