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histoire d'amour eternel

第6章 Voice

『もしもし?』



電話から伝う、君の声。


まだ、“もしもし”しか言われてないけど


まだ、一言しか聴こえて来てないけれど


声が聴きたくて電話したんだけれど



たったこれだけでも私の心は既にもう、満たされる。



高いのか、低いのか……どっち?

って思っちゃう声で。

だけど、凄く優しい声で。

凄く心地良い声で。




『もしもーし!』


「あ、ごめん!ごめん!」




私の心は、一気に幸せモード。





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