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histoire d'amour eternel

第7章 me too



硝子窓に向けて、思いっ切り溜息を吐いたせいか


私の所だけ、硝子が曇った。





――――そういえば、昔。




子供の頃、曇った硝子に良く落書きしたなぁ……



懐かしい想い出を思い出して。




私は





“スキ”





曇った上から、指で彼への想いを書いた。






―――――その、瞬間。







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