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無言で、優しく抱き締めてあたしの頭を撫でるコイツの優しさと温もりに

頬に一筋、冷たいモノが流れ落ちたのを期に


一気に溢れ出る、泪。



「ヨシヨシ。泣け泣け」


「うぅ～～～ｯ、バカぁぁ…」


「は？何で俺、バカ？」


「お前が泣かしたし」


「泣かぬなら、泣かしてみせよう？」


「ｸﾞｽｯ」


「あ！お前鼻水っっ…！！！」


「喜べ」


「お前なぁ～……ったく」



呆れた声で、深い溜息を吐きながら

それでも、ずっとあたしの頭を優しく撫でてくれる。