histoire d'amour eternel
第30章 熱中症
「今日さ、帰りマック寄らね?」
「あ、うん!いいね~」
「よし!決まり!」
って、隣りでニカリと嬉しそうに笑う君の隣りで
あたしは、ドキドキ心臓が跳ねる。
………今日こそは…‼‼
気合いを入れ、グッと両手を握り力を入れるあたしを見て
「どした~?」
なんて、制服のズボンのポケットに両手を突っ込んだまま
少し前かがみ気味にあたしの顔を覗き込む君に
「べべべ、別に?!」
ははは~♪
と、笑って誤魔化す。
……どうしたかなんて
言えるわけないっつーの。