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histoire d'amour eternel

第30章 熱中症


言い終えた後からやってくる、妙な照れ臭さに


ボボボと紅く染まる、あたしの顔。



君の反応を今は伺うのがちょっと怖くて

握り締めた両手をひざの上に置いて

腕の中に顔を埋め、暫く現実逃避。




ギュッと目を綴じ、君からの何らしら反応を待ってみるけれど





「…………。」



「…………。」



「…………。」



「………………」





何の反応も返って来なくて。



……もしかして……

女のあたしから、チューしようって言ったからドン引きされちゃったのかな…




なんて思うと、余計怖くて君の様子を伺えずにいるあたし。



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