I'll protect you.
第2章 彼らとの出会い
笑っている男の子に見惚れていると
「それじゃあ、優ちゃんの机は
光輝くんの横ね!
光輝くん、手を挙げて」
右手を挙げるている男の子は
さっきの失礼な男の子だった。
うわ…最悪…
渋々、机に腰をおろす
「さっきはごめん…」
…ん?
隣から聞こえてきた?気のせいかな?
さっきの失礼な男の子が謝るわけないか~
「さっきはごめんって!!」
…!!
気のせいじゃなかった!
この人、私に謝ってる!
失礼な男の子は子犬のような顔で必死に謝ってくる
それを見てると私が罪悪感にかられてきた…
『私も言い過ぎた。
ごめんなさい
さっき聞こえなかったと思うからもう1回言うね
ひめじ ゆう です
よろしくおねがいします』
ペコッとお辞儀をして
本日2度目の自己紹介をすませた