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I'll protect you.

第15章 限界




バンッ!!!!


大きな音に反応して体がビクついた

教室の扉が外れるんじゃないかって思うくらい強い力で扉を殴ったシン


下を向いていて表情はよく見えない

だけど、いつも冷静で人を傷付けることは絶対にしないシンが怒ってるのは一目瞭然だった


そんなシンにみらいも涙目になっていて今にも涙が溢れてきそうなほど怯えていた




「…今なんて言った」



シンの問にみらいはただ俯いた



「今なんて言ったって聞いてんだよ。」



みらいの大きな瞳から涙がこぼれた


「ユウはみらいのことを友達だと思ってる。

みらいが俺らと遊びたがってるってことも嬉しそうに話してた。

だけど、みらいはユウのことそんな風に思ってたんだな。

コウと仲良いユウにヤキモチ妬いてさ

仲良くなれないからってユウのせいにして

俺はみらいが間違ってると思う

これからもユウに八つ当たりするなら

絶対に許さないから」



シンは真っ直ぐみらいの目を見て力強く言い放った

そしてみらいと俺を残して教室を出ていった






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